Chromebookを仕事に使っているライターのKSGK甲斐でございます。
さて今回、Chromeの小技としてご紹介したいのが「Chromeリモートデスクトップ」です。
Chromebookの弱点として、アプリケーションの数が断然Windowsに比べて少ないという点があげられます。
そもそもChromebookはブラウザベースであり、クラウドを利用することが前提となっています。ですから、できることも限られています。
Textの編集やメールの送受信などは問題無いですが、例えばWordやExcelといったデータの編集は、GoogleドキュメントやOfficeオンラインなどで作業することとなり、まだまだWindowsのOfficeにはかなわない部分が多々あるのです。また、PhotoshopやIllustratorといったAdobeのソフトウェアもまだありません(※)。
※北米限定ではありますが、9月29日よりAdobe Creative CloudアプリケーションをChromebook上で実行する限定的ベータテストを開始しています(ソース)。
「WindowsのソフトがChromebookで使えたら良いのに…」と思っている人もいらっしゃるでしょう。そこで発想を転換して「Windowsパソコン自体をChromebookで動かす」というのはどうでしょうか。
Chromebook用のChromeリモートデスクトップはChromeストアで無料でダウンロードできます。
ホスト側のマシンがChromebookではなく、Windows、もしくはMacで、Chromeブラウザをお使いの場合も同様です。
ChromeリモートデスクトップでWindowsパソコンをリモート操作するためには、インターネットに接続されたWindowsパソコンと、そのパソコンにChromeブラウザがインストールされ、なおかつ、Windows側のChromeブラウザの拡張機能にChromeリモートデスクトップが必要となります。
設定などの詳しくはこちらを参考にすると良いでしょう。
前準備の1つとして、ChromebookとWindowsパソコンとの間でデータをやりとりするために、GoogleドライブをWindowsパソコン側にインストールし、Chromebookと同じアカウントで設置しておきましょう。
準備はこれでOK。いざ、遠隔操作です。
ChromebookでChromeリモートデスクトップを全画面で使っていると、Windowsを使っている錯覚に陥ります。
ただし、Windowsで管理者権限が必要なアプリケーションは、Chromebookでは動きません。
他にも日本語入力に少々難があったり、コピーアンドペーストがChromebook側からWindows側にうまく貼れない場合などがあります。
ですが、実用に耐えうるレベルです。
このリモートデスクトップの利用は、双方のパソコンがネット環境に繋がっていれば、場所を選びません。
出張先などで、自宅に設置したデスクトップのWindowsパソコンでも利用は可能です。
私的な話になりますが、私は外出先でWordやPhotoshopの利用が必要な場合、リモートデスクトップで編集し、Googleドライブに保存をするという作業で業務をこなしていたりします。
「Chromebookの購入を考えていたけど、アプリの面で難があると思っていたから…」という人は、ぜひ参考にしていただければと思います。
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