「HTC Conference Tokyo 2014」が8月19日に開催され、HTC J butterfly HTL23(以下、HTL23)が報道各社へとお披露目された。
HTC CEOのピーター・チョウ氏やHTC NIPPONの村井良二社長、ゲストとしてKDDIの田中孝司社長、ハーマンインターナショナルの仲井一雄社長、アンバサダーの乃木坂46らがステージにあがった。
チョウ氏はHTL23について、「HTC J butterfly HTL21を踏襲し、必要最小限の要素と基本的ニーズを満たすものだけを搭載した、最もシンプルでピュアな体験ができる端末」と説明した。
また村井氏はHTL23の特徴を「カメラ」「音楽」「使い心地」「デザイン」の4つとした。特にカメラ性能を称え「背景をぼかす機能は他社製品にも搭載されているが、いちいち設定する手間がなく、いつでも味のある写真が楽しめる」と話した。
HTL23は約1300万画素のメインカメラは2つのレンズを備えた「DUO CAMERA」を搭載。撮影後に自在にピントを変更できる「UFocus」や、擬似的な「3次元効果」、切り取った画像を別の画像に張り付けて加工できる「コピー・アンド・ペースト」などが利用可能となっている。
音楽機能は、本体のデュアルフロントステレオスピーカー、ハーマンインターナショナルの「JBL ハイパフォーマンス インイヤー ヘッドフォン」を同梱。ハイレゾ音源の再生にも対応している。
HTC製品でおなじみのHTC Senseも進化している。「BlinkFeed」は、キーワード検索でニュースを提供できるようになった。「Motion Launch」はタップなどの指での操作で音声ダイヤルやロック解除、カメラ起動などが可能になっている。
村井氏が「時間をかけた」と語る内蔵の壁紙も、あえて大胆な色使いで難しい表現を実現している。
さらに国内初になるフリップケース「HTL23 Dot View Case」も今回アクセサリーとして投入される。ケースを開かなくてもLEDライトで着信通知を知らせたり、電話やリダイヤルをしたりすることができる。
その後、製品アンバサダーの乃木坂46のCMがお披露目され、CM曲「何度目の青空か?」のライブが行われた。
また、メンバー自らがHTL23の魅力を紹介し、発表会に華を添えた。
質疑応答では、チョウ氏、ジャック・トン氏(HTC North ASIAプレジデント)、村井氏が質問に応じた。
HTC J One HTL22からHTL23の発売まで1年以上かかってしまった理由について村井氏は「この1年はHTC J Oneを試してもらう期間だった。HTCとKDDIともに早く新製品を出そうとする気持ちはあったもが、両社ともこだわりがあるため、予想以上に時間がかかってしまった」と話した。なお、廉価な端末の準備も進めているという。
チョウ氏は「自社単独のSIMフリー端末の扱いはあるのか?」との記者からの質問に対し、「KDDIのネットワークは世界的に見ても優れている。日本市場で学んだことはほかのグローバルな市場でも応用できる。キャリアとは常に協力し続けていきたい」との見解を話した。
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