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iOSであろうがAndroidであろうが、既にそんな事はどうでも良いのではないだろうか?と今後の市場予想について、初心者でもわかりやすく商業ITライターが解説してみた

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P1-iPad

調査会社IDC Japanによる、2013年第4四半期および2013年国内タブレット端末市場規模を見てみると、2013年第4四半期のタブレット出荷台数及びシェアは、世界の出荷台数は前年同期比28.2%増の7,690万台に対し、国内は同21.5%増の223万台となり、世界及び国内とも20%を超える伸び率となっています。

そのうち1位Appleの国内シェアは43.8%、世界でのシェア34%です。

おおかたの予想に反し、iPadとAndroidタブレットのシェアは国内外でも拮抗しているのです。特にこの調査の時期はAmazonが11月に発売した「Kindle Fire HDX」がAndroidタブレットのシェアに大きく貢献しているようです。

市場は、特に日本国内の市場は、あきらかにこの2つのOSのタブレットが二分しています。

iPadに関しては、熱心なAppleファンであれば指名買いもあるでしょう。ただ、いわゆる『一般ユーザー』に関しては「iPadでなければならない」、「Nexus7でなければならない」というこだわりがタブレットを購入する決めてであるとは考えにくく、「タブレットはタブレット」としてでしか売れてはいないのではないかと思われます。

要は「パソコン」は、どのパソコンであってもWindowsのパソコンであって、お洒落なパソコンが欲しいからMacという一般でよく聞くような理由のそれに似ている状況だと思われます。

P2-memo

理由は簡単です。一般のユーザーの多くが、購入時にタブレットを活用する明確な目的がない人が多いからです。

「ネットでWebサイトが見たい」、「動画を楽しみたい」という理由であれば、どちらも可能。ただ、そんな中でも若干ではありますが、iPadの方が普及しているのは「iPhoneユーザーだから同じiOSのiPadの方が良い」という理由で売れているのだと推測されます。

更に、Androidタブレットの中でも、決め手とする選択肢が「Webが見られる」、「動画が楽しめる」であれば機種差は無いでしょう。私の周りを見回してみると、Androidタブレットを選ぶ一般ユーザーの多くがサイズと「安いから」という金銭的な部分で決めている気がします。

さて、あとはMicrosoftのSurfaceです。

これはかなり個人的な見解なのですが、Surfaceに代表されるWindowsタブレットは、パソコンに見られてると思うんです。

「Officeが使えます」、「Windows環境がそのまま使えます」は、やはりWindowsのパソコンなんです。おそらく競合はMacbook Airあたりなのではないでしょうか。

よって、Windowsタブレットがこの先もiPadやAndroidタブレットの競合になることは無いと思うのです。

さて、この後の国内のタブレット市場の予想をしてみましょう。

ASUSやApple、先日発売が発表されたサムスン電子の「GALAXY Tab S 8.4」と「GALAXY Tab S 10.5」のようにメーカー各社がキャリアショップを通さず直販で販売する傾向になるのではないでしょうか(※記事執筆時点で、日本国内で発売予定のGALAXY Tab S 8.4/10.5はWi-Fi版のみです。)。

これはもちろん、格安SIMの存在が大きいということは言うまでもないでしょう。更に国がキャリア各社にせまっている「SIMロック解除」も影響していないとは言えません。「な~んだ!当たり前の事を言ってるだけか」とお思いでしょう。しかし、これがガジェット業界にとって大きなターニングポイントとなるのは間違いありません。もしこのコラムをキャリア関係者の方が見られていたら気を悪くされるかもしれませんが、そう遠くない将来、タブレットはキャリアショップで購入するものでは無くなっている可能性があると思います。(むしろ、現状でもタブレットは一昔前のネットブックと同じでキャリアショップで扱うのはオマケみたいなものだというショップスタッフも居ましたが…)

また、タブレットの購入層が更に広がる事も予想されます。

ICT総研の2014年 シニア世代のタブレット端末市場動向調査によると、タブレット端末のシニア向け出荷は、2013年度83万台。2016年度には152万台。シニア世代のタブレット利用率は12.5%と30代の半分に留まるも、シニア向け出荷は2016年度には152万台に達すると予想されています。

シニア層はタブレットを、ただ単に「キーボードのないパソコン」や「大きいスマートフォン」ではなく、ノートパソコンやスマートフォンを補完する機能・特長を備えているようです。キーボード入力を敬遠していたシニア世代にとっては親しみやすいものとなっているが訴求となっているのでしょう。

ジュニア層への普及はみなさんもご存知のような状況です。IDC Japanの調査によると、2013年の国内教育分野タブレット出荷台数は25万台、タブレットソリューション市場売上額は260億円。2014年の出荷台数43万台、ソリューション売上額302億円、2018年は128万台で759億円と予測している。ジュニア市場は教育用途としてタブレットの普及が進んでいくのでしょう。

このように今後は低価格化と購買年齢層の広がりが進み、ますます私たちの日常の中でタブレット端末の存在感が増していくことは間違いないでしょう。

そのターニングポイントとなるのが2014年の後半だと私は予想しています。

 

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