音楽好きじゃなくとも、やはりお気に入りの曲は良い音で聴きたいものだ。とはいえスマホで聴くとなると、諦めている人も多いのではないだろうか。
そこで筆者がお勧めするのが、ヘッドホンアンプの利用である。
そもそもスマホのイヤホンジャックからの出力は、それほど電圧があるわけではない。
電圧が小さいということは、出力が小さいので、いくら音の再現力が高いヘッドホンを購入して使ったとしても、音量や音圧は増幅されるわけではない。簡単に云うと、アンプは音を増幅する装置だ。そのアンプをスマホの出力とヘッドホンの入力の間にかませることにより、音の増幅とノイズの低減化させることができるのだ。
と、まぁ簡単に書いてみたが、筆者も音楽マニアではないので「そこそこ音が良くなると嬉しい」というレベルである。そこで今回チョイスしたのが小型のFiio製ヘッドホンアンプE3である。
価格も実売価格4500円程度とお手頃で、サイズも100円ライターより小さい。何かと邪魔にならないサイズである。
スイッチ類などは一切無い。電源のON・OFFも出力端子への刺し抜きで行う。「え?これでいいのかよ?」と疑うほど簡易的な機器である。だが、過去に某オーディオ機器代理店の営業担当の方にも「このレベルでも劇的に変わりますよ」とお勧めされた商品だ。それを信じて使ってみよう。
今回はMP3プレイヤーとして使っているHTC Desire LとHTC純正Beats audioのイヤホンの組み合わせに追加してみることにした。そもそもDesire LはBeats audioエンジンで音質をイコライジングして再生できるので、良音で音楽を楽しめるのだが、だからこそ欲が出るのも事実。最近では「この音質で音圧があれば良いのに」と思っていたので期待だ。
それではE3を使って視聴してみよう。
Desire L側のプレーヤーアプリはHTC純正アプリ。イコライジングはBeats audioエンジンをONだ。
結果は大成功である。
「音圧が変わると更に良音なのね」と感動ひとしきりだ。
Beats audioエンジンとE3の相性はかなり良さげである。Beats独特の低音の再生能力にE3を通すことにより高音もハッキリ再現されている感じだ。
全体的にちょっと高めのオーディオで聴いている感じになった。
今回はHTCのBeats audioエンジンで試してみたが、ソニーのWalkmanアプリなども試してみたいところだ。
通勤、通学などで日々、スマホで音楽を聴いているという人は、是非ヘッドホンアンプを試してみてはいかがだろうか?
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