ASUS レポート

【KSGK甲斐の台湾レポート】Zenfone 5で勢いづくASUS、陥落のHTC

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毎年、COMPUTEX TAIPEIの取材で訪れている台湾なのですが、2014年の今年は少し様子が違っていました。
毎年、台北市内に入ると、すれ違う人みなHTC端末を使っているといった感じなのですが、市内の携帯ショップを周っていると驚くべき光景を目にします。ショップの人気端末の筆頭がHTC One(M8)ではなく、ASUSのZenfone 5なのです。それでも「メーカーが奨励金なので推しているだけなのでは?」と思っていたのですが、実際ショップのスタッフに聞いた話では「在庫が無い」と言い切る程の人気となっているようなのです。

P1-taiwan台湾が本社のASUSが勢いづいている

●Zenfone 5の人気の秘密

ASUS Zenfone 5は本体価格が約1万6000円という低価格の普及機です。

P2-taiwanZenfone 5

ZenFone 5 スペック

OS: Android 4.3 Jelly Bean
CPU: Intel Atom Z2580 Dual-core 2GHz
GPU: PowerVR SGX544MP2
RAM: 1GB
ROM: 8GB or 16GB
サイズ: 148.2×72.8×10.3mm
重量: 144g
ディスプレイ: 5インチ IPS 液晶 マルチタッチ 静電容量式 ゴリラガラス3採用
解像度: 1280×720 HD (294ppi)
UI: ZenUI
カメラ: 8MP(背面 CMOS BSI F2.0) LED フラッシュ付き 2MP(前面 CMOS)
ネットワーク: W-CDMA(850/900/1900/2100MHz) GSM(850/900/1800/1900MHz)
パケット通信: HSPA+, EDGE, GPRS
SIM Slot: Dual-SIM microSIM (3G + 2G or 2G + 2G)
通信: WiFi 802.11 b/g/n, Bluetooth 4.0
センサー: A-GPS, Gセンサー, 近接センサー, 光センサー
外部端子: microSD(最大microSDXC 64GB), microUSB, 3.5mmオーディオジャック
バッテリー: 2050mAh
筐体カラー: シャンパンゴールド、チェリーレッド、パールホワイト、チャコールブラック
その他: GloveToch、PenTouch 対応

LTEは未対応(LTE対応版は、今回のCOMPUTEX TAIPEI 2014にて発表)なのですが、驚くべきは低価格機らしからぬ端末の質感の高さです。中華端末でよくみられる安物プラスチックとは明らかに異なる素材と質感が魅力的なのです。恐らくこの巧みさはASUSがNexusブランドのノウハウを上手く吸収した結果ではないでしょうか。
実機に触れてみると、Nexus 5相当の質感は感じられます。

CPUはIntel Atom Z2580 Dual-core 2GHzとハイスペックとは言いがたいのですが、必要最低限以上のレスポンスでOSやアプリを動かしているといった感じです。初期のQuad Core端末とさほど差はない気がします。この辺は個人的な体感の差はある気がしますので、物足りないと感じる人も、満足できる人も出てくるでしょう。

●圧倒的な国民機だったHTCは…

その一方、国民機とも言われているHTCの台湾での地位が危うくなってきています。市内にはNOKIAショップ撤退の後にSAMSUNGショップが溢れ、まさに黒船来襲といった様相です。
台湾では販売台数調査などが行われないので詳しい数字は示せませんが、街を見渡すだけで、現状のHTCが追い込まれている状況が見てとれます。とにかく街なかで見かけるHTC端末は旧機種かHTC One(M8)のみといっても過言ではありません。Buttefly SやDesireシリーズを見かけることはありません。むしろそのM8の数より、GALAXY Note3やiPhone5sを見かける機会のほうが多いのです。

P3-taiwan国内シェアを守りきれるかHTC

このように1年ぶりに台湾を訪れて、モバイルのシェア事情が急激に変化していたことに驚きました。余談ですが日本メーカー、ソニーモバイルのXperia Z2は台湾では人気です。
ですが、Xperiaブランド全体が売れているというわけではありません。COMPUTEX会場でもXperia Z2を持って休憩していたキャンペーンガールがいましたが、話をきいたところ同じキャンギャル仲間はやはりiPhoneとGALAXYが多いという話でした。また「なぜHTC端末じゃないの?」という問いには「前はHTC端末だったが、新型は大きすぎる」と話してくれました。

P4-taiwanキャンペーンガール達もiPhoneやGALAXYユーザーが多い

果たしてASUSのZenfoneシリーズがHTCの地位をとって変わるのか、それともHTCがZenfoneやGALAXYを締め出す端末を出してくるのか、1年後に訪れるのが楽しみになりました。

 

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甲斐 寿憲
週刊アスキー、ITmedia、livedoorニュースなどでもお馴染みの地方ネタ系ITライター。週アスPLUSでは「レトロデジモノハンター」も好評連載中!

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