KDDI2014年夏モデルスマートフォン＆タブレット簡単ひとことレビュー

5月8日に発表会が行われ、順次新機種が発売となっているauブランドを展開するKDDIですが、「au FUKUOKA」にも実機のホットモックが展示されていたので、前回同様簡単にレビューしたいと思います。
「isai FL LGL24」、「ASUS MeMo Pad 8 AST21」はまだ実機が展示されておらず、また、「TORQUE」は詳細がまだ発表されていないため、レビュー致しておりません。

■Xperia ZL2 SOL25

明日、5月23日に発売となる、auにおけるXperiaシリーズ最新作となります。兄弟機種としてドコモでは「Xperia Z2 SO-03F」がありますが、本体サイズやバッテリー容量等、微妙に違いがあります。SOL25の方が高さが低い分、手の小さい人にも持ちやすいかもしれません。
また、au版ならではの機能としてLTEキャリアアグリゲーション（CA）・WiMAX2+に対応している所が強みでしょうか。しかし、au FUKUOKAのある福岡市内はまだエリア外のため、その威力を体感する事ができませんでした。

なお、ドコモ版にはないものとして、カラーリングに「ターコイズ」が用意されている事です。現物の色味はもっと鮮やかなもので、SO-03Fの「パープル」と双璧をなす、魅力的なカラーリングだと思いました。

■GALAXY S5 SCL23

既に5月15日に絶賛発売中の、GALAXYシリーズフラッグシップモデルです。大きな部分ではドコモ版の「GALAXY S5 SC-04F」とさほど使用感は変わりません。

ところが、予定されていたCA・WiMAX2+対応のためのソフトウェアアップデートが昨日21日行われ、SOL25同様最新技術を気持ち良く体感できるスマートフォンと言えそうです。

■AQUOS SERIE SHL25

6月下旬発売予定のAQUOSシリーズ最新作です。「EDGEST」技術による本体いっぱいの5.2インチ・フルHDディスプレイが特徴的で、先代の「AQUOS PHONE SERIE mini SHL24」では4.5インチでしたから、やはり迫力がありますね。

新機能として「グリップマジック」を搭載しており、端末を持つと画面ロックがオンになったり、動画視聴中に端末を机上に置くことで音量を上げる事ができるなど、“かゆい所に手が届く”シャープらしさを感じました。

■URBANO L03

発売は7月上旬と遅めの京セラがおくるURBANO最新作です。auにおける“らくらくスマートフォン”的地位を確立しながら、大人向けの上品なデザインは今回もしっかり堅持されていて、「戻る」「ホーム」「アプリケーション」の3つセットのハードウェアキーが用意されているのはURBANOくらいではないでしょうか。
4種類用意されたホーム画面も大変使いやすいもので、実機に予め設定されていた「エントリーホーム」はどんな人にも分かりやすいオーソドックスなホーム画面に仕上がっていて、これからスマートフォンデビューを考えているユーザーにピッタリなのではないかと感じました。

しかし、全体的に動作が緩慢なのが気になりました。プリインストールアプリによるメモリ不足が頻発していて、これはソフトウェアアップデート等で要改善なのではないでしょうか。

■Xperia Z2 Tablet SOT21

Xperia Tabletシリーズの最新モデルで、7月中旬に発売予定です。前作「Xperia Z Ultra SOL24」をタブレットとして数えないのであれば、今作がauで初のXperia Tabletシリーズとなります。
CA・WiMAX2+に対応している事と電話機能が使えない事以外は、基本的な部分はドコモ版「Xperia Z2 Tablet SO-05F」と機能・使用感ともにほぼ共通です。海外版のレビューはこちら<1><2>からどうぞ。

以上、各モデルの簡単な所感をご紹介しました。

今年の夏モデルは、全機種においてCA・WiMAX2+への対応がなされており、どの機種を買っても高速なモバイル通信を体感する事ができるようで嬉しいですね。
個人的には、4インチクラスのコンパクトモデルが登場しなかった事に若干不満かなと。やっぱり選択肢は少ないより多い方が良いと思うので、軒並み5インチクラスの大画面モデルばかりだと少しラインナップに偏りがあるような気がします。

しかし、各メーカーごとに良い商品・アツい商品を取り揃えているので、この夏新機種の購入を検討されている方はお店でじっくり悩んでみるのも良いかと思います。